かつて、船橋駅南側から国道14号方面に伸びる道の途中に老舗の喫茶店があった。その名は「グレース。」いかにも長年にわたって営業している感が漂っていて、興味はあったがなかなか訪れる機会がなく(というか、西船橋にも同じ名前の喫茶店があって、そちらにはランチを食べに行ったんだが)「ま、そのうち、コーヒーでも…」と思っていたら、いつの間にか閉店していた。

その跡地にオープンした居酒屋が「三猿ダイニング」というお店。外観は昔ながらの居酒屋っぽい感じではあるけれど、店舗自体は「グレース」時代からガラッと手を入れたんだろうなという印象。

三猿ダイニングの外観


三猿ダイニングの店内の様子

さて、まずはレモンサワーをお願いしてみた。チューハイにレモンシロップを加えた、オーソドックスな一杯。飲み進めていくほど、レモンシロップの風味が濃くなっていったのは、ちゃんと混ぜないままに飲んでたせいか…。そういえば、料理と合わせることを考えたら、レモンシロップ入りのチューハイよりもプレーンなチューハイの方が合うような気がするんだけどなぁ。メニューには載ってなかった。むむ。

レモンサワー

まずは、サラダから。パクチー好きなので「パクチーのタイ風ハーブサラダ」を選んでみた。たっぷりのパクチーと、きゅうりとトマトのサラダ。ドレッシングにはナンプラーの香りが漂っていた。トマトも合うなぁ。

他の店だと、パクチーのサラダなのにパクチー少なめで「えー」って感想になることもあるが、「三猿ダイニング」ではボリュームたっぷりのパクチーが嬉しい。

三猿ダイニング「パクチーのタイ風ハーブサラダ」

次は、揚げものでも…と思って頼んでみたのが「油淋鶏」。皮付きの鶏もも肉の唐揚げをスライスしてネギや生姜の薬味とタレをかけたもの。タレに少し甘味があって優しい味。針生姜がおいしい。

三猿ダイニング「油淋鶏」

レモンサワーを飲み終わって、次に頼んだのが日本酒の「九十九里 大吟醸」。

九十九里 大吟醸

日本酒をちびちび飲んでたら、到着したのが「塩もつとキャベツのあっさり煮」。少し小ぶりの器ではあるけれど、よく煮込まれたもつとキャベツがたっぷり入っていた。塩もつ煮のスープでキャベツも併せて煮た感じ。柔らかくて、塩味のスープが染み込んだもつと、柔らかく煮込まれたキャベツの相性がいい。これまた、優しい味だなぁ。

塩もつとキャベツのあっさり煮

今回はチョイ飲みで帰ってしまったけど、まだ頼んでないメニューもまだまだあるので、また飲みに行きたいような気がする。

参考リンク:
三猿ダイニング